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うむさん噺 Vol.49 本当に好きだからこそ

「それって、洗顔ですか?」

店頭で泡立てネットをパタパタと動かしながらお客様をお迎えしていると、仲良しのご夫婦が足を止めてくださいました。
お話を伺うと「沖縄にはまだ行ったことがなくて」と微笑むご夫妻。
乾燥肌でお悩みで、ちょうど洗顔料を探しに来られたとのことでした。

首里石鹸が生まれた背景や沖縄の情熱をお伝えしながら、まずはクチャ洗顔の体験をスタート。
会話が弾むうち、頭に浮かんだのは、わたしの「推しNo.1」のアイテム「二層式ブースターセラム Garden」のことでした。

夜更かしした翌朝も肌の調子を整えてくれて、今や私にとって「空気」のようになくてはならない存在。
入社してからほぼ毎月1本のペースで使い続け、この時で22本目を迎えていました。

「せっかくなら、この心地よさも知ってほしい」
そんな想いで「ぜひこれも試してみてください!」と少し私の推しをプラスしてお試しいただいたところ、なんと、ご主人がお財布を準備して手に取ってくださったのは、最初に探されていた洗顔料ではなく、そのブースター美容液だったのです!

お会計の際、お客様がふふっと微笑みながら問いかけてくださいました。

「私がなんで、この導入美容液を買ったかわかる?」
「えっ!なんでですか?」
「『もう22本目を使ってるんです!』って言ってたでしょ。あの一言に、すごく説得力があったのよ」

思わず目を丸くして、「それ本当なんです!本当に大好きで……!」とお返しすると、「だから買ったの(笑)。良かったら、またあなたに会いに来るね」と、胸がキュッとなるような温かい言葉をいただきました。

実は私、近々沖縄へ戻ることが決まっています。
「もし沖縄に来る機会があったら、ぜひ遊びに来てくださいね。でも、ここ台湾店には頼れるスタッフがたくさんいるので安心してください!」とお伝えすると、お客様は「うん!絶対ね」ととびきりの笑顔で頷いてくださいました。この出会いをきっかけに、いつか沖縄にも遊びに来ていただけたら…と想像するだけで涙が出そうになります。

私は元々「販売すること」に少し苦手意識がありました。けれど、本当に好きなものの魅力をお伝えしているだけ。ただ商品を売るのではなく、「この人に接客してもらってよかった」と感じていただくことが、私の理想の接客です。

「知らない」から「知っている」へ。
「知っている」から「好き」へ。
そして、「好きだから、なくてはならない存在」へ。

なんだか、最初はお互いを知らない男女が、出会って、付き合って、結婚するのに似てませんか(笑)。

▲レトロな雰囲気を感じられる「九份」
▲台北市のランドマーク「台北101」

沖縄と台湾。
場所は離れても、首里石鹸の情熱とお客さまの笑顔を繋ぐ架け橋になれたなら、これ以上の喜びはありません。

今日お持ち帰りいただいたブースターが、お客様の毎日をやさしく彩ってくれますように♪

首里石鹸 林 昱君