沖縄には、97歳を「子どもに戻る年」と考える
「カジマヤー」と言われるお祝いがある。
60歳の還暦のお祝いや
77歳の喜寿のお祝いなどは聞いたことがあったけれど、沖縄出身の主人と結婚してから初めて知ったこのお祝い。

新型コロナウイルスが流行していて参加できなかったが、風車を飾った部屋で撮影した家族写真を見せてもらった。
家族に囲まれて嬉しそうなおばあちゃんの写真をみて、自分の祖父母との思い出が蘇った。
祖父も祖母も、小学校から帰ってきたらいつも家にいて、一緒に畑に行ったり、手作りのおやつを一緒に食べたりしてとっても楽しかった幼少期。

親戚の集まりで見せる孫自慢を、少し恥ずかしいと思った時期もあったなあ。
そして、子どもができてひ孫を抱っこしてもらった時のとってもうれしそうで、涙ぐんで「がんばったね。」と声をかけてくれたことも忘れられない。
怒るのはうちの両親に任せて全力で甘やかしてくれた祖父母。
シワの刻まれた細い手で、むっちむちの赤ちゃんを大切そうに抱っこしてくれた。

祖父母から父母へ、父母から私へ、私からこの子へと命がつながっている瞬間を見ることができた気がした。
まだまだ先のことだけれど、いつか私も同じようにカジマヤーを迎えることができるだろうか。
や、それよりも両親が先だ。

元気に楽しく、みんなでカジマヤーができますように。
ライター
かなえーる