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首里散歩 Vol.412 おうちで食べる沖縄そば

住んでいる長野の冬は、渋柿の収穫作業から始まる。

家で生産している干し柿用の渋柿を、大人も子どもも一緒になって一気に収穫して干していく。

収穫時期は1週間ほどと短い為、ご近所の方や遠方の友人にもお願いして手伝ってもらう。

収穫してきた柿を機械でどんどん皮を剥いて干していく。

うちは昔から干し柿を生産しているので、冬の始まりといえばこの柿の収穫で、今では自分の子どもや友人も楽しんでくれている。

せっかくきてくれたのだから!とお昼に振る舞うのは・・・・そう!

沖縄そば!笑

長野に来てくれたのに!?と思うけれど、主人の地元の沖縄のことも大好きだから、長野に来てくれた友人に、沖縄も楽しんで欲しくて沖縄そばを出している。

中には「初めて沖縄そばを食べた!」という友人も。

「初めてがうちの沖縄そばで良いのだろうか?」とも思いながらも、大好きな沖縄そばを布教できてちょっとうれしい。

結婚してから気がついた、沖縄のスーパーでの沖縄そばのコーナーの広さ!大体どこのスーパーに行っても結構なスペースに沖縄そばの生麺が色々な種類で取り揃えてある。

ラーメンやうどん、焼きそばとは比べ物にならないほど大きな売り場。

しかも、賞味期限がそれほど長くないにもかかわらず、こんなに販売されているなんて、沖縄の人たちは本当に沖縄そばが大好きで、家でも楽しんでいるんだなと実感した。

実際主人の実家でも1週間に1回は沖縄そばを食べさせてくれる。

7歳になる娘も大好きな沖縄そば。

せっかくだから・・・と、お店でも沖縄そばを食べてみるものの、

「おうちで食べる沖縄そばが一番おいしい!!」と言う。

わかるよ〜、ママもおうちで食べるそばが大好きだよ。

私はだし汁でちょっと煮込むのが好き。

お家だからこそできる味だなと思う。

最近は年末になると、義母から年越し用に送られてくるのも、沖縄そば。

ソーキを煮込むのは大変だけれど、ちょっとおいしい厚めの豚肉を焼いたら、

どーーーんとのせちゃって、おうちだからこその沖縄そばが完成。

この、長野で感じる沖縄が、私の大好きな時間の一つ。

今年も残りあと少し。

今年の年末も沖縄そばで年越しできるかな?

ライター
かなえーる