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首里散歩 Vol.161 雨の日の寄り道。 2022年11月11日

青い空と青い海のイメージが強い沖縄は、10月を過ぎると曇りや雨の日が多くなる。「沖縄の天気は変わりやすいよね。」天気予報士さんも当てるのが難しい「沖縄の天気」に翻弄され生活している僕たち。でもその雨のおかげで「予期せぬ出会い」に恵まれることも。

ランチのお会計を済ませて外を見ると雨。
庇(ひさし)を辿って車に戻るのも辛い土砂降り。
目の前にあるお店で雨が上がるのを待とうかな。

寄り道したお店は、お昼を食べたお店の斜め向かい。
雨の中、駆け足で入口に吸い込まれる。
僕はそのシンボルとなっている手作りアイスクリームとアイスコーヒーを注文し、雨上がりを待つことに。

初めて伺うお店ではワクワクしてしまい、座っていることができない僕。お店の方に許可をいただき、色々見回りながら気になる場所の写真を撮らせていただく。多分これは職業病。しかしながらこの落ち着きの無さは父譲りかな。

店内の可愛さを堪能している間に、注文したアイスとアイスコーヒーを準備していただいた。沖縄ではよく食べられる「バンシルー」ことグァバとミルクのアイスクリーム。

グァバは甘い香りと独特の甘酸っぱさが特徴の、そのままかじって食べる南国フルーツ。この甘い香りが好きで、僕は香りと甘酸っぱさを楽しむためにデトックスウォーターを作ったりする。でも僕はグァバの種が苦手なので、そのまま食べない。

そんなグァバのアイスクリームと水出しのアイスコーヒーを楽しみながら、雨が止むのを待つ。その間にお店の方とゆんたく。沖縄の一軒家には素敵なフルーツが色々なっていて、お散歩をすることでわかる旬のフルーツたち。そしてそんなフルーツの旬で変わるアイスたち。沖縄フルーツが好きな僕は、次に伺う時にどんなフレーバーがあるのか楽しみで仕方ない。

カウンターの鍋では、宜野座産のいちごとご実家から送られてきた柿のジャムがつくられていた。正直これも気になるが、これ以上食べるのは一旦やめておこう。

このような発見や出会いをくれる沖縄の予期せぬ雨。それは、素敵な出会いを与えてくれる演出なのかもしれない。

「しょうがないな、雨宿りするか」と思いつつ、このような時間を望んでいる僕がいる。

首里石鹸ライター
須藤 大治郎

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