最近はよく、朝の通勤中にスコールが降る沖縄。
グレーがかった雲を通してかすかに太陽の光が射し、降ってる雨がキラキラして綺麗。
雨に濡れて色が変わったコンクリート、花びらや階段の手すりについた雫、
雨が上がったあとも、そのキラキラした光景が続く。
そして、帰宅するときの夕陽の色が少し残り、暗くなりかける、あの少ししかない時間も空気もこころを穏やかにしてくれる。
その日一日が、何もない特別な日じゃなくても、今日もいい一日だったと思えるようなそんな景色。
今まで何回も見てきた景色のはずなのに、早く早く!と急いで携帯を取り出しては写真を撮ってしまう。
疲れたなぁとくたびれて歩く帰り道でも、綺麗に咲いているお花を見ると、
「わぁーっ。」と、ついつい声が出て、気持ちがぽわっとする。
沖縄の空、海、お花には、日常を特別な日にしてくれる、そんな魅力がある。
その「特別」は、こんな綺麗なものが見れた!と自分へのご褒美になり、 誰かと共有することで、その人にも感動が伝わる。
今は以前の生活とは変わっていることも多いけど、
それでも変わらないものもすぐそばにあって、それに気付いて以前と同じように感動できる。
よく考えると、毎回飽きることなく感動するものってすごい。
こんな気持ちになれる場所に居ることが、うれしく感じるこの頃です。
ライター
首里石鹸 玉城悠以奈