Blog

首里散歩 Vol.96 天気が始まる瞬間

長く続いた梅雨がやっと明けたと思ったら、すぐにまた何日も台風がい続けた沖縄でしたが、ようやく曇りでも少し日が差すようになりました!

もともとなるべく家にいようと心掛けてはいたものの、台風の強風と豪雨で、窓も閉めっきりの生活が数日続くと、なかなかこちらでは珍しい閉塞感を感じてしまいました。
クーラーの効いていない廊下の、湿気の高い雨のにおいに誘われて、ドアを開け放ち、外の風に思いっきり吹かれて、メリー・ポピンズのように飛んでいきたくなるような、そんな気持ちになりました。

沖縄は、7月から9月にかけては台風シーズンと言われていて、学校行事は必ず台風の予備日を設定しています。
また、1日のうちで天気が変化する日も多く、午前中は晴れて午後に降るリズムにも、だんだん慣れてきました。

爽やかに晴れた海景色や空もとても魅力的なのですが、その天気の変化が刻々と変わる様子は、自然の力を感じる、南国ならではの醍醐味に思います。

晴れているのに、ある場所の空や海が煙って見えて、雨が降っているのがわかったり、
湿気を帯びた風が吹いて、晴れていた空が急に暗くなって、雨が降り始めることもあります。

スコールの後に、まだ濡れた景色に強く日が差したり、鮮やかな夕陽が出ると、
昔に聴き慣れた、南の島のラブソングが頭に浮かんできます。

明日は少し外に出て、あの瞬間を楽しめるかな?そんなことを思い浮かべて、ウキウキして過ごしています!

ライター
首里石鹸 白鳥恵子