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首里散歩 Vol.86 枠を取り払うこと 2021年3月6日

徐々に、ポカポカの日差しを感じる日も増えてきました。
風はまだ涼しいので、なんとも心地よい春の気候です。
沖縄では厳しい暑さの時期が長いので、束の間の、活動的な気分になる時期です。

公園やビーチで、ゆっくりと風を感じながら、
ここしばらく忙しかった日々を振り返ります。

ふと立ち寄ったスーパーで、しばらく行けていない空手道場の先輩に、
偶然お会いしたことがありました。
60歳近い先輩は、一見、朴訥とした印象ですが、
打上げに参加すると、 饒舌になってかなり面白くなる、味のある人物です。

しばらくは、夜、自分の練習のために道場に行くことは難しいのですが、
どんなに初心者でも、いつも共に空手を習う仲間として大切にしてくれる先輩は、
とても心の支えになっています。

先日、無事に終了したPTAの学年レクリエーションも、
大学生の劇団員の方と保護者と先生とが、世代や立場を超えた仲間として信頼しあい、
子供達のために力を合わせました。

限られた時間、制約のある条件の中で、同じ志を持つ人が集まると、
各々の個性が活かされて、
パズルを当てはめるように、物事が進んでいきました。
子供達の喜びの表情や歓声をもらい、
それぞれの仲間が魅力を放つのを感じて、
枠を取り払うことの素晴らしさを再確認しました!

日常から少し離れると、今まで気づかなかったことが、キラキラと輝いて見えてくる。
まるで、通りに咲く、さんだん花のように。
そんなことに気づいた日々でした。

ライター
首里石鹸 白鳥恵子