「どうしようかな、と思ったら新垣さんの顔が浮かんで。ここに来たよ」
グランツリー武蔵小杉の店内に、明るい声が響きました。
パッと手を振って入ってこられたのは、以前店頭にご来店された際に、泡体験をきっかけに仲良くなった、沖縄出身の女性のお客様でした。

その日は、長年一緒に頑張ってきた職場の同僚の方へ、退職の贈り物を一緒に選んでほしいというご相談。
「これからの新しい人生も応援したい」という素敵なメッセージを込めて、選ばれたのは、目にも鮮やかで元気をもらえるようなカラフルなボタニカルハンドメイドCUBE石鹸でした。
数あるお店の中から、私を頼って足を運んでくださったことが、何よりも胸に響きました。

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私は接客の際、県外であっても沖縄の空気を感じていただけるよう、ゆったりとした雰囲気作りを心がけています。沖縄が好きなお客様には、あえて地元特有のイントネーションや方言でお話ししたり、時には一緒に旅行のプランを練ったりすることも。
この日も、大好きな地元「沖縄」の話をたくさんしました。
実は、上京してからの私は、時折ホームシックになったり、仕事で焦りが出てしまったりすることがありました。そんな私の心を見透かしたかのように、お客様は優しく声をかけてくださったのです。
「人は人、自分は自分だよ。なんくるないさぁ、よんなーよんなー(ゆっくりね)で大丈夫だよ。」

その言葉に、ふっと肩の力が抜け、自分らしさを取り戻せた気がしました。
「何かあったらなんでも話してね」という言葉は、まるでお母さんのようで。遠く離れた家族を思い出し、涙が出そうになるほど温かい時間でした。
別れ際、お客様から大切な「バトン」を受け取りました。

「綺麗な海、美味しいご飯、ゆったりした空気感、温かい人柄、沖縄が地元で沖縄に生まれたことを誇りに思う。今は大変な世の中だけど、沖縄を好きになってくれてありがとう。その気持ちを大切にして、沖縄の良さをたくさんの人に伝えていってね。」
本当の娘のように私を元気付けてくれるお客様の期待に応えるために、私にできること。
それは、首里石鹸を通して、沖縄の文化や人の温かさ、そしておじー、おばーたちが築いてくれたこの素晴らしい地元「沖縄」を、もっと多くの方に知ってもらうこと。
そしていつか、実際に沖縄へ足を運んでいただくきっかけを作ることだと思っています。
地元を離れて頑張っている方、沖縄が大好きな方、あるいはまだ行ったことがない方。
もし少し疲れてしまったら、ぜひ首里石鹸に「ゆんたく(おしゃべり)」しにいらしてください。

「また明日から頑張ろう」 そう思っていただけるような温かな元気を、武蔵小杉の店頭からお届けしていきたいと思います。
首里石鹸 新垣やこ