1月のある日、冷たい雨風で沖縄も寒さがピークに。
国際通りに面した市場本通りは、屋根付きのアーケード商店街なので雨宿りをする方や観光で訪れた方々でこの日もにぎわっておりました。

一度お母様と娘様でご来店くださったお客様が、しばらくしてご家族を連れて再度ご来店。 小さな市場店があっという間に人であふれ、ご家族の多さに思わず「観光ですか?」とお声がけすると「実はね、」聞いてちょうだいと言わんばかりに今回のご旅行話を聞かせてくださいました。
家族ぐるみで仲の良い友人ご家族と一緒に、沖縄離島の石垣島と宮古島へ旅行にいらしたそう。今日は宮古島でスキューバダイビングをして綺麗な海を堪能する予定だったのに、悪天候により中止。1日早く沖縄本島に戻ることに。また、急な予定変更だったため本島でのプランが特に無く、2回ほど訪れたことはあるけれど観光しやすい国際通りに遊びにいらしているとのことでした。

「気分転換にこのモリモリの泡、触ってみませんか?」
残念そうにお話しされていたので、なにか楽しい思い出が作れればと思い、マリンクレイ洗顔石鹸を泡立ててお渡しするとパッと明るい表情に変わり、
「沖縄の海の泥を含んだ石鹸なんです。あのサンゴやミネラルがお肌に美容効果があるんですよ。」とお伝えすると海が好きな皆さんにとても気に入っていただけました。
「触り心地が気持ちよかった。」「しっとりすべすべになった。」
“スキューバダイビングはできなかったけれど沖縄旅行の思い出に”と一家族ひとつずつ、大容量のチューブタイプをお選びになられました。

お会計後お客様より
「もう嫌な1日だなと思っていたけど気持ちが晴れて良い日になった。ありがとう。」
とおっしゃっていただけたことがとても嬉しかったです。
次は天気のいい沖縄の海を楽しむことができますように。
それまでは首里石鹸のアイテムに癒されていただけますように。
そう願いながら離れていく背中をお見送りいたしました。
首里石鹸 吉原 湧規