ここのところ気温も寒く、
空も曇っている日が続いています。
沖縄でも、独自の緊急事態宣言が出て、
今は自分一人で行く食料品の買物以外は、
家で家族と過ごしています。
ふと頭に浮かぶ、それまで当たり前に近くにあった自然の風景を探して、
4月初めに撮った写真をよく見返しています。
久しぶりに、外の空気を吸いに出かけた時に、
沖縄で春から初夏に咲くデイゴの美しさに見入っていると、
鳥たちが、次々と視界に入って来たことがありました。
鳥が花をつつくと、
花が生きているかのようにしなります。
まるで、沖縄民謡の調べが聞こえてきそうなリズムです!
そして、デイゴの花の紅型の作品が思い浮かびました。
県花でもあるデイゴの花言葉は、
夢・活力・生命力・和だそうです。
まさに、その言葉にぴったりの光景に
力をもらいました!
和といえば、鳥は群れをなしますが、
リーダーが群れを指揮する様子は、まるで会話をしているようで、面白いものです。
冬休みに遊びに行った先での鶏の色彩と、
順番に列をなして移動していたチームワークを思い出しました。
また、砂浜で、コロコロに太った雀が近づいてきたことがありました。
警戒する様子もないその雀は、、、なんと私のスカートの下に入り込み、
しばらく留まった後、反対側からゆっくり出てきました!
そして、驚いている私としばらく見つめ合った後、飛び立って行きました。
なんだか、最近、鳥にご縁があるなぁと思っていたところで、
空に浮かぶ雲も、どことなく鳥のように見えてきました!
デイゴの花言葉に誘われて、鳥たちが応援してくれているような、
そんな気持ちになったことを思い出して、
今できることを頑張ろうと、力が湧いてくるのです。
ライター
首里石鹸 白鳥恵子