沖縄はお盆が終わってから、夜は少し秋を感じるような風が吹く日もあります。
そんな季節の変わり目を徐々に感じられるこの頃。
仕事の帰り道、目の前に大きな月が現れました。
しかも、ここ数日は毎日のように大きく明るい月が。
ずっと目の前にあるので、感覚的にはこのまま真っすぐ走って行くと、
もっと大きく見えるんじゃないかと思いきや、
家に着くと、最初に目に映り込んできたときよりも、少し小さく見える。
「あれ…。」と、ちょっとだけ気持ちしょんぼりとしてしまいましたが、
翌日には、前日よりも大きく、オレンジと黄色の間ぐらいの、
とても明るく綺麗な月。
毎回、家に着いては、しばらく駐車場から眺めています。
今年はイベント事がほとんど無くなり、
イベントの告知などを見て、「もう、この季節か~。」と感じることが、 少なくなったなぁと考えていましたが、
外を歩いているときの風の温度、
家にいるときのリビングに夕日が差し込む時間、
ふとした時に、季節感や季節の変わり目を感じることができる。
毎年恒例の行事や出来事で季節を感じるのではなく、
こうやって、肌や目、空気で感じる一年の変化って、
感情や心が豊かになる気がして、 なんだか気持ちがいい。
日中は、まだまだ暑く日差しも強いですが、
ときたま吹く風が、わたしには秋の始まりのような温度に感じ、
ワクワクする気持ちと、身体に伝わる変化を楽しんでいます。
ライター
首里石鹸 玉城悠以奈