一週間前に友達と八重岳に桜を見にいったときの写真を振り返って見ていると
その桜があまりにも綺麗だったので、ふと思い立ち母へ電話。
「桜、見に行こうか?」
「えっ?行く~!」と、いきなりの誘いに嬉しそうな母の声。
そんな反応をくれたことにわたしも嬉しくなり、早々と支度をし母を迎えた。
目的地へと北上しながら北谷を通ると、
「すごいね~。こんなに食べ物屋さんができたんだね~。」
読谷では、「ハッサミヨー!(なんてこと!)ここもだいぶ栄えたね~。」と、
昔とは変わった街並みに驚きが続く母。
そして国頭郡本部町にある八重岳に到着。
今日は車で上りながらの桜見です。
「こんなに綺麗な桜を見れたの、何十年振りかなー?昔はここら辺に良く来たよ。」
「この時期はタンカンが取れるから、タンカン狩りもしたし、紫陽花の咲く時期には、 よへなあじさい園にも行ったさ~。今はもう歩くのが大変だから、見に行けないけどね。」
と、昔の思い出を振り返る。
昔と同じようにタンカン狩りや、広い敷地内を周ることは難しいし、
次はコスモス畑にでも連れて行ってあげようかなぁ。
「ここの桜も樹齢何年くらいなんだろうね?この場所でみんなで写真撮ったよ!」
一際満開の一本の桜の木を指差し、「覚えてる!懐かしいさ~。」と、
桜が一望出来る頂上まで、ずっとしゃべりっぱなしで、時の流れに思いを馳せる母でした。
ライター
首里石鹸 座安よしみ