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首里散歩 Vol.25 冬の発見! 

例年に比べてかなり暖かい年末年始を過ごしましたが、
徐々に、少し暖房をつけたり、温かい靴下を履いたり、
クローゼットの奥から懐かしい感じのする防寒服を出したりする気候になりました。

先日、近所を歩いていると、道の途中にある公園の方から、
尋常ではない鳥の鳴き声が聞こえて、吸い寄せられるように
音のする方に近寄って行きました。

そこは、普段は気も止めない、公園の奥の方に生えている木の下でした。
枝が大きく広がるところで足を止めると、何羽くらいいたのでしょう。
鳥たちが喜んでいるような鳴り止まぬ合唱に、驚きと感動で笑いが溢れました!

沖縄にも紅葉はあって、ウルシ科のリュウキュウハゼや、大きな葉のモモタマナなど、 鮮やかな赤色に葉が染まる植物がよく見られます。
鮮やかな赤の色は南国を思わせますが、太陽が気を抜く冬の日には、
樹々がグレーがかって見える独特の色合いがたまらなく好きで、見入ってしまいます。
馴染みの普天間の景色もこの日はグレーがかっていました。

気に入った景色は写真を撮るようにしていますが、携帯を見返したら、
見覚えのない植物の写真が数枚残っていて、その色彩にハッとしました。

あとで聞いたら、9歳の息子が一緒に行った公園で撮ったというのですが、
それはまるで沖縄の冬のプレゼントのような色合いでした!
自然のくれる発見が楽しい季節は、もうしばらく続きます。

ライター
首里石鹸 白鳥恵子