少し前まで日中でも半袖で大丈夫だったのに、今日はダウンにマフラーが必要。

風が急に冷たく吹き、
「冬」がやってくる
お知らせをする。
「秋」が
(ちょっとちょっと、「冬」さん!私の出番をお忘れですよーー!)と、
言うのではないだろうか
「秋」を意識して感じておかないと、
いつの間にか通りすぎてしまうんじゃないか、
そう思うほどに だ。
と、言うことで、「秋」を見つけてみることにした私。
赤や黄色、茶色に染まっていく
木々の「葉」たち

1日1日と この季節を高ぶらせていた。
「イチョウ」の葉も、黄色く色づき、
ヒラリヒラリと落ち葉へと変わっていく。


澄んだ空が高く遠い
(あっ、「秋」だわー)
そんな中、発見があった。
「ブーゲンビリア」だ。

酷暑がやわらいできた10月頃だろうか、
仕事へと向かう道中
鮮やかなピンク色が顔をみせていることにハッとなった。
毎日のように通っているのになぜ気づかなかったのだろうか、
自転車で通りすぎる慌ただしい朝
突然目にとまったのだ。
(懐かしー!このピンク♪)
沖縄で見慣れていた色彩にキュンとした。

それからは、毎日
「おっ今日も鮮やか!元気いただきますー」と、私
「今日も行ってらっしゃいー!」
と、ブーゲンビリア
挨拶をかわしている気になり、
毎日の活力になっていた。
そんな10月下旬、
(あれっ?)
生き生きとしていた花が、なんだか枯れたり、しおれたり元気がない。
(あれっ?体調崩してる?
沖縄では年中元気なイメージだったけれど、、、)
(寒さは苦手なのだろうか、、、)
(どうしたのだろう、、、)
花は少なくなり、小さくみえた
昼間は暖かくても、夜は刻々と寒く
なっている。
自転車の速度をおとし、見守る日々が続いた。
(えっ!?このまま枯れちゃうの?)
しかし11月が始まった頃
(あれっ?)
ある様子に気づいたのだ
(ブーゲンビリア、濃くなってない?)
しおれたり、枯れたりしていることに
注目しすぎていたようだ。
よくよくみると、後に出てきた花たちは
鮮やかで眩しいピンクから、落ち着いた濃いピンクへと「衣替え」していた。
なんとまぁオシャレさん☆
(良かった良かったー!)
「今日も元気ありがとう!行ってきますー!」
自転車ですれ違う間のわずかな楽しみ
そしていよいよ冬へ突入、
(冬はまた衣替えするのかな?)
と、今、見守っている。
さて、私も冬服に衣替えしないとー
ライター
パッチンくるり