先日、友達親子と出かけた、『かなさエイサー音祭り』。
久しぶりに間近で見たエイサーと花火だった。

エイサーに酔いしれた後はカチャーシーとなり、息子と友達は輪の中に吸い込まれていった。

地域との連帯感に包まれたところで、海の方に次々と上がっていく花火に、夏の終わりを感じて、目まぐるしく進む毎日から解き放たれような時間となった。


翌週には『はごろも祭り』が開催され、この日も友達グループと見に行った息子が興奮して、まるで初めてお祭りに行ったようなテンションで「聞いて!」と帰ってきた!
最近は年頃で、冷めた対応が返ってくることもあるのに、目を輝かせて、まるで幼い時によく嬉しいことを訴えてきた時のようで、笑いそうになるのを堪えて聞いた。
私も、不意に生まれた一人の時間で、気持ちに余裕があったのだろうか。
今にも動き出しそうなエイサー、画面に入りきらない花火、光の残存など、撮ってきた写真がどれも美しくて、でも一番とっておきの、友達と和やかにその場を楽しんだエピソードが、息子のフィルターを通して、微笑ましく伝わってきた。




そして、翌週のこの土日は、ビーチサッカーの国際親善試合(ポルトガル 対 日本)が行われた。東海岸の西原きらきらビーチで、普段お世話になっているコーチ達が代表チームで活躍している様子や、現場の迫力を間近に感じられて、大興奮だった!



その後の、いつものスクールでは、感動したプレーや躍動感のイメージが影響したのかもしれない。
いつもとはリズムもガッツも違って、生まれ変わったように練習していた。

「ハレ」の日(お祭りや年中行事などを行う特別な日)が次々と続いて、気づいたら「ケ」の日(日常)が、鮮やかにリフレッシュされていく。
きっと、これを繰り返して、気づいたら息子も大人になっているのだろうな。
ライター
首里石鹸 白鳥恵子