先日、神戸阪急百貨店で開催されていた「九州物産大会」へ。


“九州”と書かれてはいるが沖縄のお店もいくつか出店するとのことで、駅でポスターを見かけてから楽しみにしていたのだ。
催事場へ着くと既に美味しそうな香りが立ち込める。仕事終わりでお腹ペコペコの身体はそのまま吸い寄せられていった。
・・・
まず目に入ったのは、と言うより目が合ったのは沖縄そばのお店のお兄さんだ。
「はい、これ食べて!」
と、ジューシー(沖縄の伝統的な炊き込みご飯。)が入った試食用のトレイを渡されそのまま説明を始めた。
あまりにも自然な流れでなんだか笑いそうになったが、私もそのまま説明を聞く。
ジューシーを食べ終わったタイミングで、サッと沖縄そばを渡される。流れるように一口食べ、
「美味しい〜!」
と声に出してしまったが、お兄さんも満足気に「でしょ〜!」と笑う。
「麺食べたら、スープちょっと残しといてね」
と言われたのでその通りにしてお椀を渡すと、そこにお肉を入れてくれた。
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「はい!まずはスープ飲んでみて!」
こんなに至れり尽せりの試食貰っても良いのだろうか…と思いつつ、スープを一口飲む。
先程とガラッと味が変わってびっくりした。
コクが出て深い。
食欲が刺激されて、沢山試食を貰っているのになんだか余計にお腹が減ってしまう。
お兄さんとはその後も沢山話をして、沖縄そば2人前と追加のお肉、コーレーグースまで買ってしまうのだった。

続いて、もずくキムチのブースへ。
実は前に沖縄へ行った際、国際通りで見掛けて気になっていたのだ。
キムチだけでなく、わさびと和えたものや島らっきょうと和えたもの、あおさと一緒に煮込んだスープなどなどこちらも試食の嵐。
「お姉さんこっちもう食べた?」と、スタッフさんも誰に何を渡したか曖昧になるほど(笑)
「沖縄のもずくは太くて大好き!」と言っていた友人の誕生日が近いので、プレゼントも兼ねて購入。
予想外の出費が多くて嬉しい悲鳴だ。
その後も催事場をうろうろと見ていたら、先程のもずくキムチのお店のスタッフさんが少し遠くから
「お姉さん、荷物多いね。袋あげるね!」
と、紙袋を二重にして持ってきてくれた。
物産展で沖縄の食品以外にサービス精神と人情まで感じられるなんて。まだ寒さの残る日だったが、心は暖かく帰路に着いた。
それから暫く、我が家の夕飯が沖縄祭りだったのは言うまでもない。
首里石鹸
星見せいか