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＜おしらせ＞
今月より新しいライターさんをお迎えして「首里散歩」をお届けいたします。
沖縄の風景を散歩するようにコラムを読みすすめる中で、心ほぐれるひと時をお過ごしいただけますように。

首里石鹸 編集部より

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「石垣島、また絶対来ようね！」
夫と2人で誓ってから4ヶ月。

もう来てしまった。
自然のエネルギーを浴びる。そして、『なにもしない旅』というテーマを掲げて。

初めての1人旅、平屋で3室だけの静かな石垣島南部の宿を選んだ。
チェックインすると、

「今日明日と、まちこさんだけで貸し切りですよ」
「？！えーっ？いいんですか？」

嬉しさを隠せなかった。

まずはカフェでウェルカムドリンク！
左側に海、右側に森を眺めながら沖縄産パッションフルーツのパウンドケーキをいただいて、さぁちょっとコンビニに。

聞くと『1番近いのはここから歩いて30分のホテルの売店ですよ』ってニッコリ。普段、歩いて5分のコンビニも電動自転車で行くような私なのに…でもこの不便さのギャップがたまらなく心地よい。

ゆっくり歩いてようやく辿り着いた大きなホテルでは、さっきまでの静寂とは一転し、たくさんの家族連れが水着のままプールやビーチに楽しそうに向かっている。

【ビーチはこちら】→の看板に誘導されながら、曲がりくねったアプローチを抜けたとたんパッと光が広がって、石垣島の太陽が照らすキラキラとしたビーチが現れた。

わぁ‥！思わず声をあげていた。
来てよかった！！ビーチの木陰でしばらくぼーっと海を眺めた。

海よりも目に映るのはたくさんの家族連れ、なんだか急に1人がさみしく感じてきた。あぁ、1人旅は向いてないのかも…テーマはひとつ取り消しかな。

翌日の朝、森を眺めながらヨガレッスンを受けた。海水の10倍の濃度のスパにも行き、全身の力を抜いてもプカプカ浮かべる不思議な感覚にココロもカラダも解き放たれた。

石垣島限定の新月と満月、それぞれ1日だけにしかとれないお塩も買いに行ってと。結局『なにもしない旅』のはずがいろいろしている。自分で決めたはずなのに、予定外のことをしてしまう。

旅って普段の生き方が表れる。

ライター
まちこ