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Vol.19 人生に関わるお仕事

こんにちは。首里石鹸の翁長(おなが)です。

首里石鹸のラジオ番組「はじめまして、首里石鹸(FM沖縄にて毎週土曜日の朝9:30~9:55まで放送中)」に出演したスタッフに、その後の状況を色々聞いてみる座談会「またやーたい、首里石鹸」。

第19弾となる今回は、コミュニケーションデザイン部・人事担当の香川(かがわ)さんをお招きしました。

それでは、2人でゆっくりと語らい合う場、「またやーたい、首里石鹸」のはじまり、はじまり~♪

翁長:
香川さん、今日はよろしくお願いします!

香川:
はい、よろしくお願いします!

翁長:
だいぶ前の話にはなるのですが、ラジオにご出演いただいたときの感想を聞いてもいいですか?

香川:
とっても緊張しました〜。

翁長:
えぇぇえ〜?ほんとですか?

香川:
えっと、すごい楽しかったです(笑)

翁長:
ですよね(笑)

香川:
あのマイクの前でお話しするなんていう機会、なかなかないので、とってもテンションが上がって。

翁長:
香川さん、おしゃべりがすごく上手だから私も楽しかったです。周りから何か反響はありましたか?

香川:
わたしの家族は番組のリスナーなので、あの出演した回もばっちり聴いてくれました。

翁長:
わー、うれしいです。

香川:
ほんとうにありがたいことに、今は首里石鹸のことを知っている方も増えたので、「ラジオ聴いたよ。首里石鹸で働いてるんだ」って何度か声もかけていただきました。

翁長:
香川さんが入社したきっかけを聞いてもいいですか?

香川:
前職がもともと旅行関係のお仕事だったんですけど、コロナをきっかけに転職を考えるようになって。その時、たまたま昔の同僚が首里石鹸で働いていたんです。その方の紹介で入社することができたっていう。そんな流れです。

翁長:
入社して、もう何年になるんですか?

香川:
5年目ですかね。入社したときは息子が4歳だったんですけど、今はもう小学2年生です。うちの息子、スタッフの方と遊んでもらってたんですよ。当蔵店でシャボン玉とかしたりして。

翁長:
ステキ!でも、子どもの成長ってあっという間ですね。もう小学生かぁ。

香川:
ほんとにあっという間です。

翁長:
香川さん、人事のお仕事は首里石鹸が初めて?

香川:
前職から人事に携わっていたので、トータル7年くらいになるかな。

翁長:
人事のお仕事って、いろんな出会いがありそう。

香川:
ありますあります。それこそテレビのドキュメンタリー番組とかで、濃密な人間ドラマがあるじゃないですか。あのレベルのお話しに出会ったことが何度もあります。

翁長:
すごい!めっちゃ濃いですね。ちょっと大変な気もするけど‥。

香川:
そんなことないですよ。とっても楽しいです。その人の人生を教えていただく仕事はやりがいだらけです。今までどんな苦労をしてきたのか、とか。どうして首里石鹸に入社したいと思ったのかとか、そういう想いを聞けるのは、ほんとうに楽しいです。

翁長:
最近はインターンの受け入れもやってるじゃないですか。学生のみんな、「香川さんがすごく話しやすい」って言ってましたよ。

香川:
だいぶ気を使ってくれていると思う(笑)でも雰囲気づくりは大切にしてますね。お互い本音で話すことが大切だと思うから。

翁長:
ですよね。これから先、長い時間をいっしょに働くことになるし、面接なんて特に身構えちゃうこともありますもんね。

香川:
そうなんです。全てをさらけ出して、なんてそこまでは思わないですけど、できるだけありのままでいられるような雰囲気というか。わたしもそっちの方が楽しいですし。

翁長:
香川さんがその姿勢でいてくれるから入社してくるメンバーも朗らかっていうか。みんな明るいですよね。

香川:
せっかく働くんだから、ぜったい楽しい方がいいですよ、うん。今は「首里石鹸で働いているあの人みたいになりたい」っていう理由で入社を申し込んでくれる方も増えました。

翁長:
えー!それはすごい励みになる。人事をする上で、相手のどういうところを見ているんですか?

香川:
やっぱり「沖縄が好きかどうか」っていうのは外せないですね。

翁長:
ですよね。首里石鹸は「世界のための、沖縄になる。」っていうビジョンも掲げてますし、そこは大切。うん。今まで面接してきた方の中で印象に残っているエピソードってありますか?

香川:
うーん。ぜんぶ印象的だからなぁ‥。強いて言うなら、20代の女性のエピソードとか。

翁長:
ぜひ聞かせてください!

香川:
その方は年齢を重ねる中で、周りの人たちの変化についていけずに悩んでらっしゃったみたいで。同僚だった人が役職についたりだとか、プライベートでも家族を持つ友だちが増えたりする中で「わたしも何かに挑戦したい」と思い立ったっておっしゃっていて。

翁長:
その気持ち、分かる気がします。

香川:
「その挑戦を首里石鹸でやりたい」って涙を流しながら話してくれたんです。

翁長:
え‥すごい。

香川:
そのときは声も小さくて、どちらかと言うと引っ込み思案な感じの印象だったんですが、わたし、確信したんです。「この方はぜったいに成長できる。首里石鹸に必要な人だ」って。

翁長:
ちょっと待って。泣きそう(涙)

香川:
その女性、やっぱりめちゃくちゃ成長しましたね。涙をガマンしながら手を握りしめていたあの人が、今はもうバリバリ働いていて。そんな姿を見ていると「わたしも負けられない。もっと頑張りたい」って思います。一歩を踏み出したあの勇気に、わたしもたくさんのことを教えてもらいました。

翁長:
いいなぁ。心がジーンとします。でも採用の判断を下すのって、やっぱり大変ですよね‥?入社を希望する方って、みなさん真剣だと思うから。

香川:
そうですね。人事は人の人生に関わる仕事なので、わたしもいつも真剣です。採用の仕事をする中で、自分なりに大切にしていることがふたつあって。

翁長:
それすごい興味があります。ぜひ教えてください。

香川:
まずは「この方が首里石鹸で働いたときに、お互いが幸せかどうか」です。これはとても大きいですね。仮にミスマッチが起きてしまって、短い期間で退職することになったら、今後のキャリアに大きな影響が出るじゃないですか。そうなったら、首里石鹸で働いたことが誇りに思えないんじゃないかって。それはやっぱり避けたいですよね。仮に退職することになって別々の道を歩むことになっても、首里石鹸で働いたことがその方の人生にプラスになってほしい。

翁長:
それ、とっても大切なことですね。

香川:
もう一つは、仮に採用を見送ることになっても、その方が今後も首里石鹸をお買い求めいただけるかどうか。社員としてはご縁がなくても、ひとりのお客さまとして繋がっていただけるかどうか。どんな結果になったとしても、「あの面接の時間、お互いにとって良かったよね」って言っていただけるように、とにかく誠意を尽くして相手に向き合っています。

翁長:
すごい。もう、香川さん尊敬。

香川:
いえいえ。わたしはもう、相手の方に教えてもらうことばっかりです。逆に聞いてもいいですか?

翁長:
おぉ。逆質問きました。

香川:
首里石鹸のアドバイザーさんに必要なことって何ですか?

翁長:
んー、いっぱいあるけど、やっぱり「お客さまのために全力を尽くせること」じゃないでしょうか。お客さまそれぞれにご要望が違うので、そこをしっかりと組みとって、ほんとうに喜んでいただける接客ができるかどうか。

香川:
うんうん。そうですよね。目の前の相手に尽くすこと。ほんとうに大切ですよね、それは。わたしは人事、翁長さんはアドバイザー。お互いに立場は違うけど、大切にすることは同じですね。

翁長:
仕事って、結局はそこに行き着くのかもしれません。

香川:
たしかに。

翁長:
うわー、なんだか今日、すごく深いお話しができた気がする。

香川:
ですね。翁長さんがいろいろ聞いてくれたので、わたしも頭の中が整理されました。

翁長:
ちなみに推し活動は今もバリバリやってますか?

香川:
ちょっと待ってください。ここからが本番になっちゃうんで、その話は次回に回していいですか?だいぶ長くなりそう(笑)

翁長:
たいへん失礼しました(笑)香川さん、今日はステキなお話をたくさん聞かせていただきありがとうございました!

香川:
こちらの方こそありがとうございました!今日もとっても楽しかったです!

それでは、香川さん。またやーたい!