こんにちは。首里石鹸の翁長(おなが)です。
アドバイザーとして店舗でお客様に商品の魅力を伝えるお仕事をしています!
また、2023年10月にスタートした首里石鹸のラジオ番組「はじめまして、首里石鹸」のパーソナリティとしてラジオ店の店長もしています。(FM沖縄にて毎週土曜日の朝9:30~9:55まで放送中)
毎週土曜日の朝、首里石鹸の開店前に放送されている番組では、FM沖縄の伊藝梓(いげいあずさ)さんと楽しくゆんたくはんたく(おしゃべり)。
番組の名物コーナーでもある「スタッフノート」では、毎週異なるゲスト(首里石鹸にお勤めの方)さんにお話をお伺いするのですが、皆さん個性豊かで、感動したり、笑ったり、励まされたりと、毎回刺激をもらっています!
そんな楽しく放送中のラジオですが、本当は流したかったが、時間内に収まりきれなかった色々な話をもう少しお伺いしたくて、「またやーたい(また会おうね)、首里石鹸」と題して、本コラムを始めることとなりました。
第一弾のゲストは、首里石鹸サンエー那覇メインプレイス“Stone”ギャラリーショップ店長の座安(ざやす)さんです。
それでは、2人でゆっくりと語らい合う場、「またやーたい、首里石鹸」のはじまり、はじまり~♪
翁長:
座安さん、今日はよろしくお願いします。こうやって向かい合うと、なんだか照れますね。
座安:
ほんとに。なんだか変な感じ。
翁長:
ラジオ番組に出演してみて、なにか反響ってありましたか?
座安:
うーん、どうだろう。ほかの人が出演したときはけっこう反響あったけど、わたしのときはそうでもなかった(笑)
翁長:
えー!でも、座安さんがあんなに緊張してる姿、初めて見たかも。ラジオ出演ってやっぱりドキドキしましたか?
座安:
めちゃくちゃ緊張した(笑)でも梓さんと翁長さんが上手に話を引き出してくれたから、とっても楽しかった。
翁長:
座安さんって、もともとコールセンターにいたじゃないですか。そこから首里石鹸に異動するって、なかなか大きなチャレンジですよね。
座安:
そうだね。真逆なお仕事というか、コールセンターはお客さまの顔を見ることはできないけど、首里石鹸のお仕事は対面が基本だから。
翁長:
ぜんぜんちがう職種だから、苦労することも多かったんじゃないですか?
座安:
うーん。それはなかったかも。もともと人と話をするのが好きだったし。お仕事の内容は違っていても、そんなに戸惑うことはなかった。
翁長:
わたしが入社したときは、座安さんはもう牧志店の店長でしたね。
座安:
そうそう。まだ首里石鹸が今ほど大きくなかった頃だから。わりと早めに、半年くらいで店長にステップアップした。そこからいくつかの店舗を異動して、今はサンエー那覇メインプレイス。もう3年になるかな。
翁長:
店長って、わりと異動も多いから、おなじ店舗に3年って長いですよね。
座安:
そうだね。1年で異動になったこともあるから。今の店舗は長いなぁ。でもその分、お客さまともすごく良い関係性を築けていると思う。
翁長:
わたしの友だちも、首里石鹸に行ったよ、じゃなくて、「座安さんに会いに行ったよ!」って言ってました。テレビ出演(※)の反響もすごかったんじゃないですか?
(※)琉球放送制作「日本のチカラ」に座安さんが出演。店長として働く座安の葛藤が描かれました。
座安:
すごかった(笑)通りすがりの方に「座安さーん!」って声をかけてもらったりして。
翁長:
もう有名人じゃないですか(笑)別店舗にも、座安さんに会いにきてくれたお客さまがいましたよ。「座安さんいる?」って(笑)
座安:
ほんとうにありがたいですね。番組内で取り上げてもらった通り、やっぱりある程度、年齢を重ねてからのキャリアチェンジだったので、そういうところに共感をいただいたのかな。
翁長:
あの番組、たくさんの人に観てほしい。
座安:
っていうか、翁長さんがラジオのパーソナリティをやるって聞いたときもビックリしたけど。店長からアドバイザー(一般職)に戻るって聞いたとき、何でなんだろうって思った。
翁長:
実は私、2年前から自分のラジオ番組をFM那覇のほうでやっているんです。そしたら、首里石鹸でラジオ番組をやるってなったときに、取締役の屋宜さんから「パーソナリティやってみない?」って声をかけてもらって。それこそFM沖縄で番組をやるのが目標だったし、伊芸梓さんは憧れの存在でした。
座安:
へー、こういう夢の叶え方っていうのもあるんだね。
翁長:
ほんとに。わたしは首里石鹸に入って、やりたいこととか夢に見ていたことを実現できています。
座安:
そっか。夢を叶えるためにアドバイザーに戻ったんだ。
翁長:
そうですね。首里石鹸のほかにもいろいろとやりたいことがあって。社長(首里石鹸の店主)の緒方さんからも「店長やりながらでもできるんじゃない?」って言ってもらったんですけど・・。自分の夢に重きを置きながら、ほかのスタッフのみなさんをマネジメントするっていうのも、なんか違うなって思って。店長をやるなら100%やりきりたいっていう思いもあって。
座安:
ほかのスタッフをマネジメントするって、簡単なことじゃないもんね。
翁長:
店長をやっていた頃は、よく座安さんにも悩みを相談してたなぁ。「座安さ〜ん、助けて〜」って。
座安:
そんなこともあったねぇ。
翁長:
売り上げをしっかりあげるために何をすべきかとか、店舗メンバーのマネジメントをどうしようとか。
座安:
メンバーの面談をひんぱんにする時期もあったもんね。
翁長:
そうそう。わたしの場合、自分に自信がないまま年上のメンバーさんに伝えなきゃいけないこともたくさんあって。
座安:
伝え方ってほんとうに難しいよね。わたしの場合は、ほとんど年下だから。言葉の選び方だったり伝え方だったりっていうのは、やっぱり気を遣うかな。言いたいことをグッと飲み込むこともあったし。
翁長:
座安さんの場合、自分の子どもと変わらない年齢のスタッフも多いですもんね。
座安:
そうなのよ。でももちろん相手を子ども扱いしているわけではなくて、わたしにとっては大切な仲間だから。だからこそ伝え方には配慮しないといけない。ローカル店舗(地元のお客様がよくご来店される店舗)の場合、向き合う課題も似ているから、他店舗のスタッフと飲み会することもよくあるよね。
翁長:
コロナのときはだいぶ減りましたけど、最近また少しずつ増えてきましたね。座安さんがテレビ出演したあとの飲み会は盛り上がったなぁ(笑)首里石鹸全店のスタッフで飲み会できたらいいんだけど、そう簡単にはいかないし。
座安:
スタッフの人数、増えたよねぇ。店舗数も一気に増えたし。でもエリアごとにならできるんじゃない?スタッフみんなが団結したらいい感じになるよね。よその店舗でやっていることを「あ、それイイかも」って自分たちも取り入れたりして。情報交換の場ってやっぱり大切だし。悩みを打ち明ける場を設けることも本当に大切だなぁって思わされる。
翁長:
視点が変わるっていうか、「あ、そういうやり方もあるんだ」って気づくことも多いですしね。
座安:
うん。そういう会話は絶対に必要。とくにローカルの場合、課題は共通してるっていうか、お客さまをお迎えする雰囲気づくりがとっても大切だから。
翁長:
わかります。スタッフがレジの中にいるとお客さまって店舗に入ってきにくいですもんね。スタッフが奥にいると、ちょっと距離感があるっていうか。
座安:
そう。物理的な距離が、それがそのままお客さまとの心の距離になる。だから、入り口の近くで掃除をしておくとか、ふとお客さまと目が合ったときに「こんにちは」って言える距離にしておくことが大切。その方が、お客さまも入店しやすいんだよね。
翁長:
お客さまが「なんだか居心地良さそうだな」って思ってもらえる雰囲気づくりって、本当に大切。
座安:
そうそう。でも、お客さまとの距離感とか、そういうことってマニュアル化しづらいことだから、現場で身につけるしかないんだよね。言語化しづらいことを、新人のスタッフさんたちにどう伝えていくか、どう教えていくかっていうのは、とっても難しい。
翁長:
その都度考えるしかないですよね。スタッフの年代によっても響き方が全然ちがいますしね。この世代では成功したことが、ちがう世代になるとぜんぜん通用しない、みたいな。そこはもう、試行錯誤するしかないっていうか。
座安:
でも逆に学ばされてるっていう感じもする。言い回しはこうしようとか、この子にはこういう伝え方にしようとか、相手の立場に立って考えることで、わたし自信が成長してる。人として大切にしなきゃいけないことを、いつも考えさせられてる。
翁長:
なんだかんだで、店長がいちばん成長しているのかもしれませんね。
座安:
たしかに。でもやっぱり、こんなふうにおしゃべりして言葉にするって、大切だね。頭の中が整理された気がする。なんだかすっきりした。
翁長:
えー、うれしい。じゃあまたラジオにも来てくれますか?
座安:
うーん。ラジオは緊張するから考えておく(笑)
それでは、座安さん。またやーたい!