普段、何気なく、無意識に好きなものを探している自分。
天気のいい日は、「わあ!めっちゃ天気いい!」と思うだけなんだけど、靴やズボンの裾が濡れてしまう雨の日は、グレーがかった風景、視界が好きで、よく窓の外を眺めたりする。
この間、スコールがやんだあとに、コンビニへと向かった。
その帰り道、雨に濡れた地面に少し太陽が反射しているコンクリートを眺めていると、「あぁ、ついさっきまでスコールだったんだな。」と思わせる感じが「なんか好き」だと気付き、カメラでぱしゃり。
そしてつい昨日の仕事終わり、外の片付けをしていると、いつもは太陽に照らされて色鮮やかに咲くのを見かけては、「綺麗だなぁ。」と思っていた大好きな“ ブーゲンビリアの花 ”が、いつもとは違う魅力を放っていた。
夏を感じ始めるこの季節、19時でもまだ少し色の残っている真っ暗ではない雰囲気の中にあるブーゲンビリアが、とても綺麗に感じた。
最近は、今までなんとも思わなかったようなことにも、アンテナが反応している気がする。
それは無意識だけど自分の心が安らぐ何かを探しているよう。
日々の中にある小さなことでも、「これ、好きだな。」と思える瞬間を逃さないよう、毎日を過ごす。
ライター
玉城 悠以奈