それはある日の事。
一人のお客様が熱心に商品を眺めていらっしゃいました。
「いらっしゃいませ。何か気になる商品がございましたらお試しも可能ですよ。」と声をかけると、
「ありがとうございます。プレゼントを探しているのですが、何を贈ればいいか迷っていて…」と返してくださったのが、そのお客様との出会いでした。
はじめはプレゼントを贈る相手のお話や、好きなものをお聞きしておりましたが、お客様の気さくでフレンドリーなお姿に、いつの間にか自然とお互いの話が混じるようになり、「実は今年に入って海外から1人で北海道に来ていて、今は大学に入るための勉強をしているんです。」と、教えてくださいました。
そこからは時折英語も交えながら、お互いのバッググラウンドや、海外の文化の話、更にはアートにも興味があるというお客様の「石鹸のパッケージやショップ袋のデザインって、すっごく素敵だよね!」という言葉をきっかけに、さらに話が盛り上がりました。
一度は、他にも見たい所があるからとお帰りになりましたが、すぐに戻っていらして「やっぱり気になる人にあげるプレゼントは、素敵な店員さんのところで買いたい!」と仰って頂き、ホワイトマリンクレイ洗顔石鹸とエッセンスハンドクリームを購入して頂きました。
購入を決めた後も、しばらくお話をしていると「今日はここに来て本当に良かった!長尾さんと出会えて嬉しい!」と仰っていただけた事が大変嬉しく、思わず「Can I give you a hug?」とお聞きし、ハグをしてから笑顔でお別れをしました。
素敵なお客様との出会いがあるたび、「人と人との出会いは偶然ではなく、どこか必然なのかもしれない。」と思うことがあります。
ひとつの出会いをきっかけに、また新たな繋がりがうまれる。
いつかこの出会いにも意味がうまれるのかもしれないと思うと、首里石鹸のアドバイザーとしてはもちろんのこと、人と人との心がかよう会話や出会い、繋がりをこれからも大切にし続けていこうと思いました。
首里石鹸 長尾 悠平