全国的に、梅雨前の、驚くような暑さのニュースが流れてきていますが、沖縄はようやく梅雨が明けて、眩しい空でありながら、気温はそこまで高すぎず、風もあり、洗濯物が気持ちよく乾く気候になりました!
ここのところ、息子の学習方法や、両親へのフォローや、関わっているPTA活動や、自身の学びなどの、色々な局面が一気に訪れて、まるで一人で全てを抱えているような気持ちになることがありました。
今まで頼りにしていた心の拠り所も心許なく感じて、言葉にしきれない想いが募っていく日々でした。
そんな時、大学の同窓会の沖縄支部の管理の補佐をすることになり、引き継ぎのために、同大学卒の母も交えて、行きつけの手打ち蕎麦屋さんで、久しぶりに楽しいひと時を過ごしました。
生まれ育った場所こそ違いますが、同い年で、環境も似ているお友達が、ご夫婦でやっているお店で、沖縄の野菜や魚を味わいながら、沖縄の心も感じ取れる、私にとっては久しぶりの憩いの空間です。
少し前に、このお友達に「私たちと同じ、復帰っ子なんだよ」と人を紹介されて、「本土復帰」からとったその響きに、なんとも感慨深く感じたことを思い出しました。
沖縄に移住して、同窓会の80代前後の先輩方の沖縄返還前の帰省の話や、沖縄返還当時の話、そして同世代のお友達の幼い頃のエピソードで、沖縄の受け取ってきた大きな変化を身近なこととして感じていたのは、生まれ年のおかげだったのでしょうか。
なんだか少し得意げに、同窓会の引き継ぎをしてくれている先輩に、「彼女も私も復帰っ子なんです!」と伝えると、先輩は喜んで、沖縄返還の時の様子を話してくれました。
帰る頃には、先輩のお知り合いのお蕎麦屋さんが共通の知り合いだと分かったりと、また私の周りの魅力的な人たちが、線でつながっているのが見えるようで、いつの間にか、一人きりで対処していたような孤独な感覚は消えてなくなっていました。
ライター
首里石鹸 白鳥恵子